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園児バス置き去りでクラクションは有効?5つの防止対策まとめ!

  • 2022年9月12日
  • 2022年10月17日
  • 未分類
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2022/09/05 静岡県の幼稚園で3歳の女の子がバスに置き去りにされて熱中症で死亡しました。

同様の事件が、2021年7月福岡県の保育園でも起きて5歳の男の子が亡くなりました。


このほかに救出されたものの置き去りにされた事件は・・・

2019年 埼玉県で2件、2021年 大阪府で1件 あったと報道されました。

もしかして報道されていない置き去り事件は、もっとあるかもしれません。


この悲惨なニュースを目にするたび、私にも娘がいるので苦しくて涙が出ます!

そして、もう2度と悲しい事件を起こさないためには、どうしたら良いか?沢山の声が挙がっています!


今回、園児のバス置き去り事件を防ぐためにクラクションは有効か?

5つの防止対策をまとめ、世界の対応策も参考になるので調べました!


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園児バス置き去り防止対策5つ

ネットでは小さい子を持つ親などから良い意見が挙がっています!

①クラクションを鳴らす訓練

園児にクラクションを鳴らす訓練をさせよう!という意見が多くあります。

この訓練を千葉県・埼玉県の保育施設では既にしています。

また、この訓練は車のある家庭で親も教えられます!


クラクションの問題点

押す力が弱いとクラクションが鳴らない
幼児は手で押す力が弱いのでクラクションを鳴らせない場合がある。
➡水筒を使ったり、全体重をかけて座って鳴らす等の工夫が必要!
➡車メーカーに通園バスのクラクションを鳴らしやすく改良してもらう。

クラクションの音を怖がって鳴らさない
家庭で教えた時にクラクションの音に驚いて泣く子供がいた。
その後、鳴らす訓練を怖がってしなくなった。
➡園児みんなが鳴らす姿を見せる等、徐々に恐怖心を無くしていく。


駐車時クラクションが鳴らない車もある
例えば、いすゞのトラックでクラクションが鳴らない場合がある。


バスで寝て熱中症になると出来ない
バスに置き去り後、園児が寝てしまうと熱中症などになり、そもそもクラクションを押せない。


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➁バスを土足厳禁にする

園児の送迎バスを土足厳禁にして、乗る時は靴を脱ぎ、降車時は靴を履いて降りる。

こうする事で、降車後に靴がある=バス内に園児がいると判断できる。


③園の帽子でチェックする

園児が送迎バスに乗る時は帽子を職員が預かり、降車時は帽子を被らせて降ろす。

こうする事で、降車後に帽子がある=バス内に園児がいると判断できる。


また海外では・・・園児のリュック(荷物)をバスの前方に置いてから、バスの後方に園児を座らせて、

降車時は園児にリュックを持たせてから降ろす工夫をしている施設があるとか。

こうする事で、降車後にリュックがある=バス内に園児がいると判断できる。


④駐車時バスの窓を全開にする

万が一、園児をバスに置き去りにするミスがあった場合を想定して、

降車後、送迎バスの駐車中はバスの窓を全開にしておく日本の保育施設がある。


⑤送迎バスの窓に飾りをしない

窓に絵などの飾りを付けるとバス内の様子が見えないので窓は透明のままにする。

※下記のバスだと中が見えない


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世界の園児バス置き去り防止対策

タイの対策

悲しい事にタイでは、毎年のように子供のバス置き去り事件があるようです。

防止対策として・・・
子供にクラクションを鳴らす訓練をしたり、絵本で教えているそうです。

また、タイ南部の施設ではバス駐車はドアを開けっ放しの所もあるとか。

https://twitter.com/Gx61Ji2ZYGMh7fD/status/1567803261050310656


韓国の対策

韓国では2018年にバスの置き去り死亡事故が起きてから道路交通法を改正、それを防ぐ装置の設置が義務づけられた!


バスのエンジンを切った後、3分以内に車内後部のボタンを押さないと警報音が鳴る装置。

これによって自然とバス内の後部まで目が届いて置き去り防止になる。


アメリカの対策

スクールバス王国のアメリカも韓国と同様の装置がある。

エンジンを切るとアラーム音が鳴り響き、バス後方のボタンを押さない限り警告音が消えない装置。


三洋貿易のバスのセンサー『LiDAS』


アメリカではルクセンブルクのIEE社が開発した『子ども置き去り検知センサー(LiDAS)』を、スクールバス約50台に導入、成果を上げている。

車から降りてカギをすると天井のセンサーが動き始め、子供を検知するとクラクションが鳴り、スマホにも通知が届く装置!


日本では・・・三洋貿易がIEE社と契約、2023年度にリリース予定!


【追記】日本の対策

2022/10/17 衆院予算委員会で岸田首相は、通園バスに義務付けた安全装置の設置について

「事業者の負担が実質的にゼロになるよう財政措置を講じていく」と述べました。

※安全装置の設置費用を全額補助して、2023年6月までの設置を促しました。


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園児バス置き去り防止対策のまとめ

今回、園児のバス置き去り事件を防ぐためにクラクションは有効か?

5つの防止対策をまとめ、世界の対応策も参考になるので調べました!

5つのバス置き去り防止対策

  1. クラクションを鳴らす訓練をする
    子供にクラクションを鳴らす事を教える。
    鳴らすために水筒を使ったり、座ったりの工夫も必要。

  2. バスを土足厳禁にして靴で管理
    靴を脱いで乗車、靴を履いて降車。
    靴が残ると子供が車内に居ると分かる。

  3. 帽子・荷物の受け渡しで管理
    帽子や荷物を預かって乗車、それを返して降車。
    それらが残ると子供が車内に居ると分かる。

  4. バス駐車中は窓を全開にする
    バスに置き去りにしたと想定、駐車中のバスの窓は全開にする。

  5. バスの窓に飾りをつけない
    窓を飾り付けると車内が見えないので窓は飾らない。

世界のバス置き去り防止対策

  • タイの対策
    子供にクラクションを鳴らす事を訓練・絵本で教える。
    タイ南部の施設は駐車中のバスのドアは開けっ放し。

  • 韓国の対策
    2018年~バスの置き去り防止装置の設置を義務化。
    エンジンを切った後3分以内に車内後部のボタンを押さないと警報音が鳴る装置。

  • アメリカの対策
    韓国と同様の装置を設置。
    その他『子ども置き去り検知センサー(LiDAS)』をバスに設置して効果あり。
    ※2023年度に日本でも『LiDAS』を販売予定!

子供にクラクションを鳴らす事を教える訓練はタイでも行われており、

万が一、バスに置き去りにされた時を想定して子供が習得するのは大切ですね!


そもそも幼児は大人が守るべきで、こんな訓練をさせる事はナンセンスだという意見もあります。

それは当たり前の正論ですが・・・残念ながら一定数の “ありえない事故” は起こりえます。


ですから防止対策は1つに頼るのではなく、大人も子供も対策して、装置も導入して

総合的に危機管理をする事が、とても大切なのではないでしょうか。


もう絶対、こんな事で子供が亡くなる事がないようにと切に祈ります!


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